Claude Codeの使い方は、Cursorで作業フォルダを開き、その中のターミナルから claude で起動して、日本語で頼み、できたファイルを自分の目で開いて確かめる、という流れです。AcademyAIの講師は、コードを自分で書けることではなく、日本語で伝えたら手元のファイルが実際に変わることを最初の到達点に置いています(2026年8月時点)。この記事では、その最初の1回を今日やり切るための手順と、途中で止まったときにどこへ戻るかをまとめます。
Claude Codeを「使えている」とは、どの状態か
到達点は、コードを自分で書けるようになることではありません。自分のパソコンの中にあるファイルを、日本語の指示で作ったり直したりできる状態です。
やりたいことを言葉で伝えると手元のファイルが実際に変わる、というところまでを最初の到達点に置き、動画編集やX運用はこの土台の上に乗せていきます。成功の判断も同じ考え方で行います。質問に答えが返ることではなく、AIが自分のパソコンにファイルを作るところまでを確認します。
始める前に終わっていること
この記事は、導入と認証が終わっている読者に向けたものです。まだの場合は先にClaude Codeのセットアップ手順を読んでください。
導入までに入れるのは、Cursor(AI機能つきのエディタ)、Homebrew(Mac専用のツール)、Node.js(Claude Codeを動かす土台)、Claude Code本体の4つです。このほかにAnthropicのアカウントと、デスクトップに作る空の作業フォルダが要ります。Windowsの場合はHomebrewを使わず、Node.jsは公式サイトのインストーラーで入れます。
最初の1回の手順
やることは4つだけです。作業フォルダを開く、ターミナルを開く、claude で起動する、日本語で1つ頼む。この順に進めます。
1. Cursorで作業フォルダを開く
Cursorを起動し、「Open Folder」でデスクトップに作った作業フォルダを開きます。開いたフォルダの中身は画面左側のExplorerに一覧で表示されます(Visual Studio Codeの公式資料、2026年8月3日取得)。CursorはVS Codeのコードベースにもとづいて作られているため、画面構成や基本操作の多くはVS Codeと共通です(Cursorの公式資料、2026年8月3日取得)。
Open Folderで開くため、この先の作業でターミナルのディレクトリを移動する場面はありません。ターミナルに不慣れな人がいちばん詰まるところを避ける作りになっています。
2. Cursorの中にターミナルを開く
メニューの Terminal → New Terminal で、Cursorの中にターミナルを開きます。以降のコマンドはすべてここに打ち、OSのターミナルは使いません。
3. claude と打って起動する
コマンドは claude で統一します。claude-code というコマンドは現行版には存在しません(2026年8月時点の実測)。バージョン確認も起動も、すべて claude で行います。
4. 日本語で1つだけ頼む
最初の依頼は「Hello, World! と表示する Python スクリプトを作って」で十分です。1回目は、うまく頼むことより、ファイルが作られるところまで通すことを目的にします。
途中で許可を求められたときの考え方
Claude Codeは既定で読み取り専用として動き、ファイルを編集するときはそのつど明示的に許可を求めます。書き込めるのは起動したフォルダとその配下だけです(Anthropicの公式資料、2026年8月3日取得)。
先ほどの依頼を出すと、ファイルを新しく作る操作の前に確認画面が出ます。確認には、その場かぎりで許可する選び方と、「以後は聞かない」を選ぶ選び方があります。最初の1回であれば、その場かぎりの許可を選んで進めれば十分です。書き込める範囲は作業フォルダの中に限られているため、許可してもフォルダの外にあるファイルが変わることはありません。「以後は聞かない」を選んでも、効果はそのセッションが終わるまでで、次に起動したときはまた確認されます(Anthropicの公式資料、2026年8月3日取得)。読み取りだけの操作は、作業フォルダとその配下であれば確認を求められません。
確認画面で迷ったら、拒否しても記事の手順自体はやり直せます。もう一度同じ依頼を送り、確認画面で許可を選び直してください。
成功したかどうかは、ファイルを開いて確かめる
成功の条件は、質問に答えが返ることではありません。作業フォルダにファイルが作られ、中身にコードが書き込まれていることです。
左側のExplorerに新しいファイル名が現れたら、クリックして開きます。ファイル名をクリックするとそのファイルが開いて中身を読めます(Visual Studio Codeの公式資料、2026年8月3日取得)。中に print("Hello, World!") のような記述があれば、依頼したとおりにファイルが作られたことが確認できます。
ChatGPTと同じ頼み方だと、期待と違う反応になる
「教えて」と聞いたのにファイルを作ろうとする、または何も起きない。これはClaude Codeが会話ではなく、手元のファイルを読み書きする道具だからです。
ChatGPTに聞くときの感覚のまま「〇〇について教えて」と話しかけると、期待した説明が返らないことがあります。「このファイルのここを直して」のように、対象と作業を指定して頼み直すと、意図どおりに動きやすくなります。
うまくいかないときの戻り先
指導で繰り返し出てくるつまずきは3つあります。症状・原因・どこへ戻るかを組で示します。いずれも発生率を測ったデータではなく、指導で見られた傾向です。
| つまずき | 症状 | 原因 | 戻り先 |
|---|---|---|---|
| Homebrewのインストール中に止まったように見える | パスワードを求められた画面で、打っても文字が出ないので固まったと思う | Macの仕様で、パスワード入力は画面に表示されない | そのまま打ってEnterを押す |
| brewやnodeが「見つからない」と出る | command not found と表示される | インストール直後で、ターミナルが古い状態のまま | Cursorのターミナルを一度閉じて開き直す。直らなければセットアップ記事のパスを通す手順に戻る |
| ChatGPTと同じつもりで話しかけて、期待と違う反応になる | 「教えて」と聞いたのにファイルを作ろうとする、または何も起きない | Claude Codeは会話ではなく、手元のファイルを読み書きする道具 | 対象と作業を指定して頼み直す |
最初の1回が通ったら、次に読むもの
ファイルが作られるところまで通ったら、あとは用途に合わせて広げるだけです。導入からやり直したい人、ChatGPTとの使い分けを知りたい人、用途別に進めたい人で行き先が分かれます。
導入手順を確認したい方はClaude Codeのセットアップ手順、ChatGPTとの使い分けを知りたい方はClaude CodeとChatGPTの違い、動画編集への応用を知りたい方はClaude Codeで動画編集を参考にしてください。
よくある質問
プログラミングができなくても使えますか
最初の到達点はコードを自分で書けることではなく、日本語で指示して手元のファイルが作られたり直されたりする状態です。動画編集などの応用は、この土台の上に進めていきます。
パソコンの中のファイルを勝手に書き換えられませんか
既定では読み取り専用で動き、編集やコマンド実行が必要になるとそのつど許可を求めます。書き込める範囲は起動したフォルダとその配下に限られます(Anthropicの公式資料、2026年8月3日取得)。この資料は予告なく変わることがあります。
claude-code と打っても動きません
コマンドは claude で統一します。claude-code というコマンドは現行版には存在しません(2026年8月時点の実測)。起動もバージョン確認も claude で行ってください。
command not found と出たときはどうすればいいですか
インストール直後でターミナルが古い状態のままなことが多いです。Cursorのターミナルを一度閉じて開き直してください。直らなければ、セットアップ記事のパスを通す手順まで戻ります。
Windowsのパソコンでもできますか
Homebrewは Mac専用のため、Windowsでは使いません。Node.jsは公式サイトのインストーラーで入れます。以降の手順は同じです。
どのくらい時間がかかりますか
講師の体感による目安ですが、Cursorのインストールから通して、慣れている人で30分から1時間、初めてなら半日をみておくとよいでしょう。この数値は計測値ではなく、Homebrewのインストール待ち時間が読めないことも影響します。
この記事はAcademyAI編集部が作成しています。
